読書のお供に。ふかふかクッション。

読書をする際の姿勢は大切ですね。人間工学に基づいたワーキングチェアにぴしっと座って読書するという人もいれば、ふかふかのリクライニングチェアにゆったり腰かけて座るという人もいるでしょう。こたつやベッドでごろ寝しながらの読書もまた乙なものです。個人的に、読書に必要なものの一つにクッションがあります。どんな椅子に座っていても、いつかは疲れるものですし、楽な姿勢の形成に何かと便利なのです。お尻の下に敷いたり、腰に当てたり、足置きにしてむくみ・痺れ対策にしたり……。ふわふわの綿やサラサラのビーズ、ふっくら羽毛など、素材を好みで選べるのがいいですね。インテリアに合わせてカバーを掛け替えるのも楽しみです。気分が一新されます。カバーの場合、素材や柄で季節感を出しやすいのもいいですね。あたたかいボア素材のカバーを掛けた大きめのクッションを枕に、こたつで寝転がったときのしあわせ感といったら、こたえられません。そして、時間を気にせずだらだらと本を読みます。眠くなったらうたた寝して……冬の楽しみです。最近は、英国ヴィクトリア朝風(あくまで風)のカバーで部屋全体を統一して、一人シャーロック・ホームズ気取りを楽しんでいたりします。重厚な柄のクッションがあるのとないのとでは、ごっこ遊びのリアリティ感も違うような。笑。クッション、かなり汎用性の高いアイテムです。

あなたの財布を開かせる。魔性の古書店。

とっくに絶版してしまって電子版にもならないような本、特に専門性の高い書籍などは、やはり自分の脚で探すことが必要になってきます。ネットでお安く買えれば御の字ですが、プレミアが付いていたりすると、ちょっと実物を見ないまま買うのは抵抗がありますね。そんなときにありがたいのが、老舗の古書店です。特に、専門ジャンルを持っているような古書店だと、いたずらに書店ジプシーをしなくて済みますし、探している本が見つかる可能性が高くなります。見つからなくても、店主から情報をいただける場合があります。そんな老舗の古書店が集まっている場所と言えば――神保町の古書街が有名ですね。秋の古書祭りには例年多くのお客さんが訪れます。私もその一人です。
さて、神保町のような古書街に何度となく通っていると、何となく行きつけのお店のようなものが出てきますね。行ったら必ず回る店、と言いますか、妙に波長が合う店、と言いますか。もちろん、町中にさりげなくあるような古書店にもそのような店はありますので、ピンと来たらすぐチェックしています。そしてそういうお店には、必ずと言っていいほど、私のアンテナに引っかかる本があるんですよね。入ったら最後、財布の紐をゆるめないわけにはいかない、そんな魔性の店を見つけたらラッキー。金脈を見つけたようなものです。全国各地で書店の閉店が相次いでいるというニュースが流れるようになって久しい昨今、息長くがんばっていただきたいです。

ちょっと時間が余ったときはどうしましょう?

帰宅して、やることは全て終わって後は寝るだけ、とはいえ寝るにはまだちょっと早い。そんな時ってありませんか?お休みで家にいるけど、やるべきことは終わってしまったし、さて、何をしようか?なんていう時。そういう時はぜひ本を読んでください。
寝る前の時間なら、ちょっとダウナー系の内容やまったりリラックスできるような作品がおすすめです。副交感神経が刺激されて、深くて良い眠りに誘ってくれるでしょう。また、自分を高めてくれるような啓発系の本もおすすめです。なかなかゆっくり時間を割くのは難しいと思いますが、寝る前に読むことであわてずにゆっくり内容を理解できると思います。お休みの日に読むなら断然冒険ものやミステリーなど推理物!わくわくドキドキする時間を作るのは大切な事です。ただ、夕方前後に読むなら恋愛モノがおすすめです。休日の午後のゆったりとした時間の雰囲気を味わうなら、大人の恋。しっとりと絡み合う慕情を夕日を眺めながら読むなんて、素敵だと思いませんか?ただ作品を読むのも楽しいですが、その時のTPOに合わせて読む本を変えてみるというのはとてもいいことだと思います。より楽しむために、いまどういう気分なのかを見つめて選んでみてくださいね。

未知なる喜びのタワー

友達に「面白い本を教えて欲しい」と言われたので、漫画ならこれ、小説ならこれ、児童書ならこれ、と延々勧めてきました。そして勧めた後に、これは友達に勧めたんじゃなくて、自分が好きな本を教えただけだったと気付きました。彼女が好きそうな本を教えてあげるべきだったのに、私の好みで言ってしまったので、たいへん偏った選択になっていたんです。今更ながら、反省しています。でも中の一冊に彼女は興味を持ってくれたようで「さっそく買ったよ」と連絡が来ました。自分のお勧めを手に取ってもらえるのは、とても嬉しいことですね。彼女の好みに合って読み返される本になってくれたらいいなと思います。私も彼女に一作勧めてもらったのですが、調べたら文庫本でかなりの冊数が出ているようだったので、今は読むのを諦めました。積読がただでさえたくさんあるうえに、先日眠れなかった夜中に、ネットで本を注文してしまったので……。本は服のように、代替えが聞かないのが辛いところです。ファンタジーを読みたいけど、サスペンスしかないからそれでいいか、とは絶対なりませんもの。服なら赤い服がいいけどオレンジでもまあいいか、とかなるのに。頼んだ本は数日で届く予定です。積読タワーは未知なる喜びタワーでもあるんですよ。

若い彼らから学んだ力

先日テレビで、高校生が集まった、百人一首の大会の様子を放送していました。百人一首といえば、学生時代の授業でやったことがあります。全ての句は当然覚えていませんから、聞いてから札をとるまさにカルタ取りレベルではありますが。しかし大会は違いますね。上の句が読まれた直後、一斉にぱあんと札をとる音が鳴ります。生徒の座り方からして違いますもの。皆前のめりで、じっと札を睨み付けていました。座って行う札とりが、スポーツのように見えました。それくらい全身の力と瞬発力を使っていたんです。正直、ここまで情熱を注ぎこめるなんてすごいと思いました。私の学生時代はそこまで部活動に熱心ではなく、友達と遊んでいることの方が多かったからです。テレビが追っていた高校生のグループは結局負けてしまったんですが、それでも彼らは輝いていました。悔し涙も格好良かったです。彼らはきっと、負けた試合からも何かを学ぶのでしょう。若さあふれる大会に、目が釘つけでした。私はもうあの頃には戻れませんが、彼らの努力を胸に、今後の生活を前向きに生きていきたいと思いました。結果はどうあれ、努力する姿は美しく魅力的で、決して無駄にはならないのだと教えられました。

本はかわいいご令嬢

手放す予定の本は、本棚から抜き出して、紙袋に入れています。廃品回収の日が近くなったらもう一度袋の中を見て、本当に必要ないか自問し、ないということになったら紙紐でまとめるのです。ちなみに紙袋を置いているのは、窓側の壁とタンスの間です。ある冬の日、私は近づいた回収日を前に、本の入った紙袋を取り出しました。本棚のスペースが足りずに泣く泣く処分するものだったのですが、平積みに重ねた山の一番上を見て、びっくりしましたね。本の表紙がしっとりと濡れていたんです。家の中に置いていたのだから雨に濡れるわけはないし、水をこぼした覚えもない……と考え、気づきました。冬、そして窓とくれば。結露です。窓の近くに置いていたからきっと結露で、濡れてしまったのでしょう。手放す予定とはいえ濡れたまま置いておくのもどうかと思い、床の上に本を置いて乾かしました。それまでもずっと袋に入れて窓際保管してきましたが、こんなことは初めてでした。ちなみに夏の場合の窓際は、気づかないうちにかなり本の日焼けが進みます。図書館の書庫が、いつでも暗くて窓がない理由がわかりますよね。日光や埃に弱くて湿気にも弱いなんて、本はまるで深窓の令嬢のようです。大事に守ってあげなければいけませんね。

とっさに折り紙でポチ袋

会社の同僚に頼んでいた品物が届いたと、昨日メールがありました。代金は立て替えて貰っていたので、その分の金額を持っていかなくてはなりません。しかしそれをついうっかり、今朝仕事に行く前まで忘れていた私。もう家を出る、という時点で気がつきました。いつもお代は封筒に入れて渡すので慌てて引き出しを捜しましたが、こんなときに限って、封筒のストックがない!仕方がないので、折り紙で小さな袋を作ってお金を入れて、かわいいシールで封をして「ごめん、封筒を切らしてたから」と素直に言って渡しました。同僚は「わーい、お年玉だ」と笑顔で受け取ってくれました。親戚の子供と遊ぶために買ってあった折り紙が、思わぬところで役に立ち、私はほっと一安心。笑ってくれた、おちゃめな同僚にも感謝です。お金をそのまま人に渡すのは失礼にあたる、と私に教えてくれたのは祖母です。気にしない人も多いかもしれませんが、それが身にしみついているので、私はいつも封筒に入れて渡します。祖母は布を使った内職をしていたのですが、よくその余り地でブックカバーや巾着袋などを作ってくれたんですよ。ぼろぼろになってしまって今は手元にありませんが、それらは思い出となって私の心の中に残っています。

旅行は行かず、旅行記を読む

母が旅行に行きたいようで、旅行会社の広告を眺めています。でも一人では気がのらないようで、父を誘っては断られ、の繰り返し。父も仕事が忙しいですから、そうそう休んでばかりもいられないでしょう。そんな二人は、数日後には旅立ちます。一人で旅行に行ける人はすごい、と母は言いますが、私の友人は外国でも一人でふらっと行ってしまいます。時々「え?こんなところから?」と思うような場所からハガキが届くので驚きますよ。世界遺産的なところが好きなようで、私だったら誘われても行くのはためらってしまうようなところばかり。場所がという意味ではありません。長期休暇とお金が必要な、そんなところという意味です。きれいな絵ハガキと見慣れた友人の文字に「活動的な人だなあ」といつも感心します。そもそも、私は旅行に行くのは苦手なんです。日常を離れることがこわいんですよね。どこか遠くに行くよりも、家にいて旅行記を読んでいる方が好きです。そして行った気になる、と。要はインドアってことなのでしょう。本を開いて旅行気分、そしてちょっと気分転換。旅行は……近場からぼちぼち、かな。ちなみに先日はフィンランドの旅行記を読みました。イタリアの食の本も面白かったです。

無理を実践するために

初めて、ワンセグでテレビを見ました。もともとテレビを見ることが少ない私。携帯にこんな機能はいらないのではと常々思っていたのですが、必要でしたね。もちろん画像のサイズは小さいし電波が悪いのか映像が乱れたりもしましたが、大きなテレビとレコーダーが母に占拠された私にとって、ワンセグテレビはまさに救いの神でした。実は、携帯で見たら?とアドバイスをくれたのは友達なのです。無理って言う前に別の方法を探れば、何かあるものだよ。彼女はそう教えてくれました。たくさん本を読むよりよっぽど胸を打ちましたね。人は簡単に「無理」って言いがちです。できないって思うのは自分で限界を決めているからだ、なんて有名な方の格言であった気もしますけど、まさにそのとおりなんですよねえ。もちろん、テレビのことだけじゃないですよ。そういえば、昔そんな内容の本も読みました。要約すると、無理って言う前に実行するための方法を考えてみようという本です。それは同じ彼女が勧めてくれたものでした。作者さんが言ったことを、彼女は実践しているわけですよね。素直に受け入れて身につけて……私もそんなことができるようになりたいです。

引いてもダメだから叩いてみました

つい先日、出勤前に一大事が起きました。私は車通勤をしているのですが、その日はぼんやりしていたのでしょうね。運転席に乗ってバタンとドアを閉めて、さあシートベルトを締めようとしたら、ベルトが伸びないんです。見てみると、ベルトの先がドアに挟まっていました。これじゃ伸びないな、と思いながらドアを開けようとしたら……開かないのです。ベルトが挟まっていますから、きっちり閉まってもいない中途半端な状態のまま、どんなに押しても開かない。これは困ったととりあえず助手席から外に出て、外から引いても開きません。後部座席にドアを開けて隙間から覗いてみたら、シートベルトのカチャっとはめる金具の部分、そこがドアのどこかにかっちりはまってしまっているようでした。こんなことで朝から修理屋さんに行くのは嫌と、指を入れて外そうとしましたが届きません。だんだん自分のうっかり具合にいらいらしてきて「もう!」と外からドアを一発叩いたら……ドアはあっさり開きました。たぶん衝撃ではまっていた部分が外れたのでしょう。仕事は遅刻ギリギリ、間にあいました。事実は小説より奇なり、と言います。実際に話すとそんなに大げさなことではないのですが、その日の私には衝撃的な出来事でした。