若い彼らから学んだ力

先日テレビで、高校生が集まった、百人一首の大会の様子を放送していました。百人一首といえば、学生時代の授業でやったことがあります。全ての句は当然覚えていませんから、聞いてから札をとるまさにカルタ取りレベルではありますが。しかし大会は違いますね。上の句が読まれた直後、一斉にぱあんと札をとる音が鳴ります。生徒の座り方からして違いますもの。皆前のめりで、じっと札を睨み付けていました。座って行う札とりが、スポーツのように見えました。それくらい全身の力と瞬発力を使っていたんです。正直、ここまで情熱を注ぎこめるなんてすごいと思いました。私の学生時代はそこまで部活動に熱心ではなく、友達と遊んでいることの方が多かったからです。テレビが追っていた高校生のグループは結局負けてしまったんですが、それでも彼らは輝いていました。悔し涙も格好良かったです。彼らはきっと、負けた試合からも何かを学ぶのでしょう。若さあふれる大会に、目が釘つけでした。私はもうあの頃には戻れませんが、彼らの努力を胸に、今後の生活を前向きに生きていきたいと思いました。結果はどうあれ、努力する姿は美しく魅力的で、決して無駄にはならないのだと教えられました。

本はかわいいご令嬢

手放す予定の本は、本棚から抜き出して、紙袋に入れています。廃品回収の日が近くなったらもう一度袋の中を見て、本当に必要ないか自問し、ないということになったら紙紐でまとめるのです。ちなみに紙袋を置いているのは、窓側の壁とタンスの間です。ある冬の日、私は近づいた回収日を前に、本の入った紙袋を取り出しました。本棚のスペースが足りずに泣く泣く処分するものだったのですが、平積みに重ねた山の一番上を見て、びっくりしましたね。本の表紙がしっとりと濡れていたんです。家の中に置いていたのだから雨に濡れるわけはないし、水をこぼした覚えもない……と考え、気づきました。冬、そして窓とくれば。結露です。窓の近くに置いていたからきっと結露で、濡れてしまったのでしょう。手放す予定とはいえ濡れたまま置いておくのもどうかと思い、床の上に本を置いて乾かしました。それまでもずっと袋に入れて窓際保管してきましたが、こんなことは初めてでした。ちなみに夏の場合の窓際は、気づかないうちにかなり本の日焼けが進みます。図書館の書庫が、いつでも暗くて窓がない理由がわかりますよね。日光や埃に弱くて湿気にも弱いなんて、本はまるで深窓の令嬢のようです。大事に守ってあげなければいけませんね。

とっさに折り紙でポチ袋

会社の同僚に頼んでいた品物が届いたと、昨日メールがありました。代金は立て替えて貰っていたので、その分の金額を持っていかなくてはなりません。しかしそれをついうっかり、今朝仕事に行く前まで忘れていた私。もう家を出る、という時点で気がつきました。いつもお代は封筒に入れて渡すので慌てて引き出しを捜しましたが、こんなときに限って、封筒のストックがない!仕方がないので、折り紙で小さな袋を作ってお金を入れて、かわいいシールで封をして「ごめん、封筒を切らしてたから」と素直に言って渡しました。同僚は「わーい、お年玉だ」と笑顔で受け取ってくれました。親戚の子供と遊ぶために買ってあった折り紙が、思わぬところで役に立ち、私はほっと一安心。笑ってくれた、おちゃめな同僚にも感謝です。お金をそのまま人に渡すのは失礼にあたる、と私に教えてくれたのは祖母です。気にしない人も多いかもしれませんが、それが身にしみついているので、私はいつも封筒に入れて渡します。祖母は布を使った内職をしていたのですが、よくその余り地でブックカバーや巾着袋などを作ってくれたんですよ。ぼろぼろになってしまって今は手元にありませんが、それらは思い出となって私の心の中に残っています。

旅行は行かず、旅行記を読む

母が旅行に行きたいようで、旅行会社の広告を眺めています。でも一人では気がのらないようで、父を誘っては断られ、の繰り返し。父も仕事が忙しいですから、そうそう休んでばかりもいられないでしょう。そんな二人は、数日後には旅立ちます。一人で旅行に行ける人はすごい、と母は言いますが、私の友人は外国でも一人でふらっと行ってしまいます。時々「え?こんなところから?」と思うような場所からハガキが届くので驚きますよ。世界遺産的なところが好きなようで、私だったら誘われても行くのはためらってしまうようなところばかり。場所がという意味ではありません。長期休暇とお金が必要な、そんなところという意味です。きれいな絵ハガキと見慣れた友人の文字に「活動的な人だなあ」といつも感心します。そもそも、私は旅行に行くのは苦手なんです。日常を離れることがこわいんですよね。どこか遠くに行くよりも、家にいて旅行記を読んでいる方が好きです。そして行った気になる、と。要はインドアってことなのでしょう。本を開いて旅行気分、そしてちょっと気分転換。旅行は……近場からぼちぼち、かな。ちなみに先日はフィンランドの旅行記を読みました。イタリアの食の本も面白かったです。

無理を実践するために

初めて、ワンセグでテレビを見ました。もともとテレビを見ることが少ない私。携帯にこんな機能はいらないのではと常々思っていたのですが、必要でしたね。もちろん画像のサイズは小さいし電波が悪いのか映像が乱れたりもしましたが、大きなテレビとレコーダーが母に占拠された私にとって、ワンセグテレビはまさに救いの神でした。実は、携帯で見たら?とアドバイスをくれたのは友達なのです。無理って言う前に別の方法を探れば、何かあるものだよ。彼女はそう教えてくれました。たくさん本を読むよりよっぽど胸を打ちましたね。人は簡単に「無理」って言いがちです。できないって思うのは自分で限界を決めているからだ、なんて有名な方の格言であった気もしますけど、まさにそのとおりなんですよねえ。もちろん、テレビのことだけじゃないですよ。そういえば、昔そんな内容の本も読みました。要約すると、無理って言う前に実行するための方法を考えてみようという本です。それは同じ彼女が勧めてくれたものでした。作者さんが言ったことを、彼女は実践しているわけですよね。素直に受け入れて身につけて……私もそんなことができるようになりたいです。

引いてもダメだから叩いてみました

つい先日、出勤前に一大事が起きました。私は車通勤をしているのですが、その日はぼんやりしていたのでしょうね。運転席に乗ってバタンとドアを閉めて、さあシートベルトを締めようとしたら、ベルトが伸びないんです。見てみると、ベルトの先がドアに挟まっていました。これじゃ伸びないな、と思いながらドアを開けようとしたら……開かないのです。ベルトが挟まっていますから、きっちり閉まってもいない中途半端な状態のまま、どんなに押しても開かない。これは困ったととりあえず助手席から外に出て、外から引いても開きません。後部座席にドアを開けて隙間から覗いてみたら、シートベルトのカチャっとはめる金具の部分、そこがドアのどこかにかっちりはまってしまっているようでした。こんなことで朝から修理屋さんに行くのは嫌と、指を入れて外そうとしましたが届きません。だんだん自分のうっかり具合にいらいらしてきて「もう!」と外からドアを一発叩いたら……ドアはあっさり開きました。たぶん衝撃ではまっていた部分が外れたのでしょう。仕事は遅刻ギリギリ、間にあいました。事実は小説より奇なり、と言います。実際に話すとそんなに大げさなことではないのですが、その日の私には衝撃的な出来事でした。

日常にちょっとしたスパイスを

今日は美術館に行こうと思っていたのですが、ちょっと忙しくて無理そうです。まあこの企画、まだ先までやってるしね。なあんて思っていると、いつの間にか終わり間近になっちゃうんですよね。わかっています。いつものことです。でも前売り券を買ってあるので、終わるまでには必ず行きたいとは考えています。ちょっと前まで私は、こういったことにはなんの興味もありませんでした。美術館って入場料ちょっとお高いし、行くこと自体がめんどくさいし。でも母に誘われて展示会を見たりして、ああ、これが刺激を受けるってことかって思ったんです。やっぱりね、自分の知らないことを知ることは楽しいし、人気があることや人には、それなりにいいところがあるものです。古い歴史にも新しくえるべきところがある。それがわかったから、できる範囲で新しいものに触れたいと思うようになりました。無理をすると負担になるから、時間があるとき、金銭的に許せる範囲で、ですけどね。私はいい大人ですが、いくつになっても初体験ってあるんですよね。日常をちょっと変えるだけの非日常。それはいつしか日常になるかもしれないけど、そうしたらまた違う非日常に出会えばいい。読書もいいけど、そればかりでもね。平凡な人生のスパイスを、ちょっとずつ手に入れていけたらと思います。

本を読んで生活したい

昨夜、すごく眠かったのについ小説を手にとってしまったら、あっという間に二時間が経過していました。まずいと気付いたのが夜の十一時半すぎ。結局いつもと同じ時刻に就寝。今日は休みなので一時間ほど長く眠ることはできましたけど、休みの日はやりたいことやるべきことがいっぱいなのです。ああやっぱり昨日あんな時間まで本を読んでいるんじゃなかった。でも初々しい二人の恋愛模様が気になってしまったんですよ。図書館で借りて、次に読む本が控えているのでどうしてもどんどん読みたいんですよね。だから読み方もとりあえずストーリーを把握する程度で、とても荒いです。斜め読みにも近いかもしれない。それなら読まなければいいのにそれでも読みたいのだから、困ったものです。仕事のために読む本と、趣味のために読む本があります。でも本だけを読んで生活しているわけではありませんから、絶対的に時間が足りない……のか、時間の使い方が下手なのか。ああ、本だけを読んでいたいなんて、そんなこと、子供のときから思っています。親のお金で勉強できて、本も読めた学生時代は幸せだったなあと、今更ながらに思います。現代の大学生は本を読まないらしいですが、一体何をしているんでしょうね。勿体ないことです。

本が好きな姪っ子へ

今日私が仕事に行っているときに、親戚が訪ねてきたそうです。まだ小さな甥っ子と姪っ子。ああ、会いたかったなあ。お姉ちゃんお姉ちゃんと呼びかけてくれるのがとてもかわいらしく、嬉しいのです。仕事なんかより彼女たちと遊ぶ方がよっぽど楽しい!けれど、仕事の方が大事なのは当たり前で……悔しいです。もっと早く言ってくれればなんとかできたかもしれないのに、当日突然来るなんて。その姪っ子の方は、すごくたくさん本を読むらしいです。まだ小学生ですけどね。私が小学生のときもたくさん本を読んでいました。小学校の図書室は、本を借りて自宅に持ち帰ることができるのが四年生からだったので、私は四年生になるのをとても楽しみにしていたんですよね。やっぱり学校の図書室で読み切れる長さには限度がありますし、いくら本が好きでも外で遊んだりもしていましたから、持ち帰りたかったんですよ。あの頃は毎日図書室に行けてよかったなあ。しかも小学校の図書室だから、小学生向けのものがありますしね。姪っ子が大きくなったら、面白い本を教えてあげたいな。くまのプーさん、秘密の花園、名探偵ホームズ、ハリー・ポッターといった児童書たち。そしてもっと大きくなったら一般小説。本好きのまま、大人になってほしいです。

遠方に住む、病床の友達へ

友達がかなり体調が悪いらしく、ふせっているようです。心配ではあるのですが、なにせ遠方に暮らしているため様子を見に行くこともできず。まあ親御さんも同居されているので問題はないでしょうが、それにしても……。身体の具合はお医者さんしか治せないだろうけど、気持ちの具合ならなんとかなるかも!ということで、読むと元気になる本でも送ってあげたいのですが、やっぱり邪魔になったら悪いし、ともんもんとしています。私はかなり気持ちがダウンしていたとき、別の友達が勧めてくれたものを読んで一気に復活しましたけどねえ……人それぞれですもんね。何かしてあげたい。でも何もできない。歯がゆいです。動物が好きな子だから、かわいい動物の写真でも送ってあげようかな。でもそれをどこで撮るのか。問題です。ああそうだ、写真集でも送ろうかな。誕生日とかクリスマスでもないのに送ったら、それこそ迷惑になってしまうでしょうか。ああ、でも元気になってほしいんです!とりあえず写真集を探してみて、いいのがあったら送ろうかな。もちろん手紙を添えて。メールもいいけれど、手書きの文字って癒されますもんね。普段年賀状くらいしか書かないので、手紙を書くのは久しぶりです。ちょっと恥ずかしいな。